年頭挨拶(令和8年)
(「広報つべつ」令和8年1月号掲載)
任期最後の年に 津別町長 佐藤多一
町民の皆さま、新年明けましておめでとうございます。輝かしい令和8年の新春を穏やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。
さて今年12月22日、町長の任期が満了します。この19年間、まちづくりの基調となる「総合計画」を基本に私の公約を加え、さまざまな政策を町民の皆さまのご協力のもと実行してきたところです。その一つひとつの行程においてさまざまな状況変化があり、想いを実現するには相当な胆力が必要と感じたところです。
津別町の人口は、月によっては増える月もありますが、一年を通してみるとやはり減少し続けています。ご承知の通り津別町はこの対策の一環として、平成30年7月に「津別町複合庁舎建設等まちなか再生基本計画」を策定し、これに基づき市街地を6つのブロックに分けて整備を進め、一昨年に最も費用を要した2つのブロックの整備が完了したところです。
これにより買い物環境は大幅に改善することができました。また、町民の要望に応える施設として図書館を整備しました。さらに町内を走るコミュニティーバス花バスや混乗スクールバス、旭川と釧路を結ぶ都市間バスの中継点としてバスターミナルの整備も終了しました。昨今人件費や資材費の高騰が続く中、早めに取りかかることができ、後世代への負担を軽くすることができたのではと考えています。
この他、定住促進に向けた住宅の整備などの声も聞かれることから、この3月に更新策定される「住生活基本計画」「公営住宅長寿命化計画」に添い解消していく考えです。人口減少とともに働き手の減少も続いています。その対策として、昭和の時代に多くあった社宅に変わるものや、徐々に増えつつある外国人労働者の住まいの確保が必要になっています。
かつて「○○することで雇用拡大につながる」と言う言葉をよく耳にしました。しかし、これはもはや死語に近くなっているのかもしれません。地域の現実を見ると雇用拡大ではなく、どの会社も雇用の確保に苦労しています。その対策の一つとして住環境の整備に知恵を絞りたいと思います。
もう一つ、この一年間で成し遂げなければならないことがあります。それは「津別町まちづくり基本条例」の制定です。今から25年前に町の憲法と言われる「まちづくり基本条例」がニセコ町で制定され話題になりました。その後、年々制定する自治体が増え、その多くは「自治基本条例」という名称にしています。
津別町は2年前に町民、議会、行政の三者で策定委員会を立ち上げ、現在「たたき台」の作成を進めているところです。策定にあたってご協力いただいています北海道大学名誉教授の神原先生からは、「この条例は自治体運営の理念とその理念を具体化する制度と、その制度を動かす原則を盛り込み自治体の最高条例とするもの」と助言を受けています。今年中の制定を目指します。
さて今年は午年です。それも60年に一度巡ってくる「丙午」の年です。この年は他の年に比べ出生数が少なくなると言われています。年間の出生数が二桁を切った我が町にとっては由々しき年になります。一方、新しい挑戦や努力が実を結びやすい活気あふれる年とも言われています。そうなるよう町民の皆さまと共に元気に頑張りたいと思います。
結びに、町民の皆さまにとりまして、本年が希望の持てる年となりますようご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
更新日:2026年01月05日