電柱を活用した防災情報伝達実証試験の共同実施について
北海道電力ネットワーク株式会社(取締役社長 社長執行役員:細野一広、以下「北海道電力NW」)と津別町(町長:佐藤多一)は、本日、「電柱を活用した防災情報伝達実証試験の共同実施に関する覚書」を締結しましたのでお知らせします。
災害時、地域住民に避難指示等の情報を伝えるために、総務省では地方公共団体に対して防災行政無線等の整備を推進していますが、防災行政無線の整備には設置費用・場所の制約といった課題があり、北海道では未整備の自治体が全国と比較して多い状況にあります。
北海道電力NWでは、こうした課題解決を目的に、電柱を活用した防災情報伝達事業について検討しています。具体的には、専用無線の設備が不要なLTE回線にて通信を行い、電柱にスピーカーを設置することで、導入コストを軽減するとともに、市街地・住宅地・避難経路など、防災上、効果的な場所へ柔軟に情報を届けることを目指しています。
今回の実証試験では、九州電力送配電株式会社が開発した情報発信システムを利用して、2026年4月から2027年3月までの期間、北海道電力NWが保有する津別町内の電柱(8基)にスピーカーを設置します。
本システムは、温暖な地域での設置を想定して開発されていることから、寒冷な気候条件での機器の動作、防音性の高い二重窓を有する家屋内への音達状況、および放送設備の活用方法等を検証します。
北海道電力NWは、今後も保有する技術・設備を活用しながら、北海道の皆さまと共に新たな価値を創り上げる「地域との共創」の考え方に基づき、電柱を活用した防災情報伝達サービスの事業化について検討していくとともに、地域の発展への貢献や社会的な課題の解決に努めてまいります。
津別町は、近年激甚化している気象災害等の被害を最小限に抑えるため、本実証試験を通じて、町民の皆様への防災情報伝達手段の多重化・多様化を図るとともに、将来的な財政負担の軽減も考えながら、導入検討を進めてまいります。
- 本プレスリリースに関するお問い合わせ)
・北海道電力株式会社 広報部報道・エネルギー広報グループ
電話:011-251-4076(直通)
・津別町 総務課 防災・情報係
電話:0152-77-8372(直通)
実証試験の概要
- 実証試験期間
2026年4月1日~2027年3月31日
- 実証試験内容
(1)寒冷な気候条件における機器動作状況の検証
(2)防音性の高い二重窓を有する家屋内や、天候条件が変化する屋外における音達状況の検証
(3)放送設備活用方法の検証
- 電柱を活用した防災情報伝達の特徴
(1)場所の選択性・音声の品質
スピーカーの設置場所を、北海道電力NWの電柱から選択できるため、専用柱を必要とせず、市街地・住宅地・避難経路など、防災上、最も効果的な場所への柔軟な設置が可能
また、音量をスピーカーごとに遠隔で個別設定できることから、季節、気象状況、時間帯などに合わせた聞こえ具合に調整が可能
(2)導入コストの軽減
北海道電力NWの電柱に設置するため専用柱が不要、LTE回線のため無線基地局や中継局舎等が不要、無線免許も不要など、導入コストを軽減できる
(3)迅速性
LTE回線を利用していることから、通信圏内のどこからでもPC・タブレット端末にて迅速な発信指令が可能となる
- 電柱を活用した防災情報伝達のイメージ図と活用例

更新日:2026年03月24日