木質バイオマス「地域内エコシステム」構築事業について

更新日:2023年04月21日

 本町では、地域資源である木質バイオマスを活用し、資源・エネルギー・経済の持続的な地域内循環を図り、低炭素まちづくりおよび地域活性化のため、津別町森林バイオマス利用推進協議会において検討・協議を行っています。

 活動をさらに円滑に推進するため、令和元年度に林野庁補助事業「地域内エコシステム」モデル構築事業に応募し、津別町が採択されました(令和3年度まで3年間継続して採択)。

津別町森林バイオマス利用推進協議会では、木質バイオマスの推進について事業内容の検討・改善や、各取り組みの実施体制等について官民による協議を重ねています。

 また、協議会が主催となって、町民を対象とした再エネ勉強会や成果報告会等も開催しています。

地域内エコシステムとは

 地域内エコシステムとは、集落や市町村レベルで小規模な木質バイオマスエネルギーの熱利用または熱電併給によって、森林資源を地域内で持続的に循環させる仕組みです。

 この取り組みにより、地域での森林資源を持続的に活用し、エネルギーの地産地消によって資金流出を防ぎ、地域の活性化また地域関係者への利益還元を目指します。「地域内エコシステム」について、詳しくは下記ホームページをご覧ください。

令和3年度林野庁補助事業「地域内エコシステム」モデル構築事業

他採択地域の取組については、下記ホームページをご覧ください。

木質バイオマス活用推進情報館-報告書等関連データベース

各年度の取組

各年度の取組について詳細を知りたい方は、下記pdfをご覧ください。

令和元年度

令和元年度については、「地域内エコシステム」構築に向けて、公共施設等への再生エネルギーの導入(木材工芸館へ木質バイオマスボイラーの導入)と、公民連携による木質バイオマスを活用した熱エネルギーの供給(木質バイオマスセンターの建設)について実現可能性調査を実施し、さらに、木質チップ製造のためのチッパー機選定の委託事業を実施しました。また、町民・民間事業者等を対象とした勉強会を開催し、町の取組についての普及啓発を行いました。

令和2年度

令和2年度については、実現可能性調査の結果を受けて、地域資源である木質バイオマスを利用し、森林資源・エネルギー・経済の持続的な域内循環を図るため、木質バイオマスセンター建設について基本設計を行いました。木質バイオマスボイラーについては、導入可能性調査結果のブラッシュアップを行いました。
また、建設に向けた準備や、木質バイオマス収集事業(つべつウッドロスマルシェ)の構築について協議・検討を重ねて調査結果の精度向上に努めました。
さらに、北海道庁の検証事業である木質バイオマス資源活用促進事業に検証地域として協力しました。検証結果の情報提供を受け、生産性や収集条件の整備の検討を行いました。

令和3年度

令和3年度については木質バイオマスセンター、木材工芸館への木質バイオマスボイラー導入について実施設計を行いました。
さらに、事業開始の準備として、木質バイオマスセンターの3ヵ年の収支計画案の作成や、ウッドロスマルシェの参加・受入手順案などを協議会を通して検討・協議行い、作成しました。成果物や協議内容等は、再エネ勉強会の開催(令和3年11月17日開催)や、町民向け「成果報告会」の開催(令和4年3月2日開催)、町広報誌等による周知などで普及啓発を行い、たくさんのご意見やご感想をいただきました。また、新たな木質バイオマスの活用先として、福祉施設の木質バイオマスボイラー導入可能性調査を実施しました。

令和4年度

令和4年度については、木質バイオマスセンター、木材工芸館への木質バイオマスボイラー導入について建設工事を行いました。同時に、「つべつウッドロスマルシェ」の令和5(2023)年度からの本格運用を目指し、円滑な運用のため、計画を確立していくために「つべつウッドロスマルシェ実証事業」に取り組みました。

町広報誌でのバイオマス特集一覧

令和2年度3月号

令和3年度2月号

令和4年度1月号

令和4年度3月号

町の広報番組「タウンニュースつべつ」でも木質バイオマスの取組を紹介しています。

【問合せ先】再エネ推進係 電話0152-77-8387(係直通)

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興課 再エネ推進係
〒092-0292 北海道網走郡津別町字幸町41
電話番号:0152-77-8387 ファクス番号:0152-76-1217

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